埼玉県にある上尾市や新座市、所沢市には自然豊かな憩いの場が数多くあります。上尾ふるさとの緑の景観地は、コナラやクヌギの木がうっそうと茂る雑木林で、木々が作る木陰や木洩れ日はきれいで、夏場は涼しさを感じられるそうです。そのため、市民の癒しのスポットになっています。しかし、この場所、なんと古くから地元の人たちに「第二の富士樹海」と呼ばれているようです。一体何故でしょうか。それでは、埼玉県の夜になると肝試しで有名な心霊スポットとなってしまう場所を、いくつかご紹介していきたいと思います。
埼玉県民なら耳にしたことがある怖い心霊スポットですね。
埼玉県の肝試しで有名な心霊スポットとは?
埼玉県秩父市にある、防火のための貯水槽付近で、奇妙な事件があったそうです。今から遡ること、1976年に起きた事件で、埼玉県の肝試しで有名な心霊スポットとして話題になった話です。
あるタクシー運転手、この貯水槽の近くを車で通りかかったとき、道ばたにうずくまっている女性を見つけた。「具合でも悪いのかな?」、気になった運転手は、女性に声をかけた。「どうしたんですか?何かあったんですか?」と、女性の顔を覗き込むとドロドロに溶けていた。運転手は腰を抜かしながら、あわてて逃げ出した。
このウワサはたちまち広がり、同じような体験をした人も増えていったそうです。それ以来、秩父市にある防火用貯水槽付近で、目撃証言が相次ぎました。付近の壁には、「オバケが出る」など、イタズラ書きがされ、埼玉県にある有名な肝試しの心霊スポットになったそうです。それから一年後、ある事件が発覚。地元の消防団が、防火用具の点検で貯水槽の蓋を開けてみたところ、中から人間らしきものがプカプカと浮いていたのです。それはドロドロに溶けた女性の遺体でした。たちまちニュースとなったこの事件、検死の結果、遺体は恋人によって命を奪われた若い女性ということが判明、ちょうど幽霊騒動が起こった一年前に貯水槽に捨てられたそうです。
貯水槽(※イメージ)
現在、この貯水槽は撤去されましたが、周辺住民は夜に近寄りたがらないとのことです。どうやら、たまにうずくまっている女性をみかけるそうです。怖くも悲しい話です。
ところで、埼玉県川越市に住む女子高生が、人面犬に遭遇した話をご存じでしょうか。以前、茨城県筑波大学の遺伝子実験で生み出された都市伝説の話に登場しています。人面犬は、筑波大学学園都市での遺伝子実験で、犬と研究者のDNAを掛け合わせて生まれたものだと言われています。
人面犬に遭遇してしまった女子高生は、恐ろしさのあまり体が金縛り状態になってしまったそうですが、口だけは動かせたようです。そして、意を決して話しかけたそうです。「あなたは何者ですか?」と。すると、人面犬は「今は言えないが、最近は生活がしづらいんだ」と応えたとのことです。ちなみに、もし、人面犬に出会っても決して乱暴をしてはいけないそうです。どうやら、怒ると噛まれて体が腐ってしまうとのことです。女子高生は、フレンドリーに接したため、特に何もされなかったようです。
埼玉県は、以上のような不思議な話が多くある場所です。さて、それでは今も幽霊が出ると言われる埼玉県の肝試しで有名な怖い心霊スポットをご紹介していきます。
上尾ふるさと緑の景観地
埼玉県上尾市にある上尾ふるさと緑の景観地は、夜になると「第二の富士樹海」と呼ばれているという裏の顔もあるそうです。富士の樹海ほど広くはないものの、人の目につかないため、昔から自ら命を絶つ者が後を絶たないとのことです。実際に、白骨化された死体が見つかっていることもあり、辺りが暗くなってからこの地へ近づくと、誰かがこちらへ向かってくる足音や語りかけるような声が暗闇に響きわたるそうです。
第二の富士樹海(※イメージ)
昔、ここに肝試しにきた人たちが体験した恐ろしい話があります。
ある夜、この場所に肝試しに訪れたグループがいた。彼らは、懐中電灯一本で林の奥へ奥へと足を進めていた。最初は平気だったが、段々と闇が深くなるにつれ、怖くなってきた。すると突然、「カサカサカサ」と、何かが動く音がした。気が付くと彼らは体をこわばらせて、辺りを集中して見回した。「ゴソゴソ」、さっきまで遠くで聞こえていた音が近くなってきた。耳を澄ませてよく聞くと、足音のように聞こえる。前からも後ろからも、右からも左からも近づく音が聞こえる。グループは一目散に逃げた。こうして、上尾ふるさと緑の景観地は、肝試しで有名な心霊スポットとして知られるようになった。
第二の富士樹海の怖い話
夏になると、埼玉市民の癒しのスポットになっている、上尾ふるさと緑の景観地。夜になると視界が悪く、人の目につきにくいため、命を絶つ者が絶えない「第二の富士樹海」となってしまうようです。夜は近づこうとしない方が賢明でしょう。
夜の第二の富士樹海(※イメージ)
続いて、埼玉県所沢市にある、肝試しで有名な「桜木神社」について話していこうと思います。神社なのに、どうして心霊スポットと言われているのでしょうか。
桜木神社
埼玉県の肝試しで有名な心霊スポットに「桜木神社」があります。江戸時代の医者で国学者だった、本居宣長を神様にした「秋津彦瑞桜根大人」を祀る神社です。昔、この神社は自殺の名所だったので、霊の目撃情報が後を絶ちませんでした。S神社と名前を伏せて呼ばれており、丑の刻参りでも有名な地です。鳥居までの道は、うっそうとした雑木林で囲まれていますが、この雑木林で多くの人が命を終えたと言われています。
鳥居の近くで首吊りする人も数多くいたようで、霊感がなくてもゾクッとする寒気を感じるようです。霊の目撃が絶えない桜木神社は、どちらかと言えば、心霊スポットとして定着されているかもしれません。どうやら、境内の中も、霊の雰囲気が漂っているらしく、夜に写真を撮ると、「必ず心霊写真が撮れる」と言われています。あまりにも霊の目撃談があったので、現在は、鳥居や本殿が新建され、雑木林もきれいに整えられています。それでも、「霊を見た」と今でも話されているようです。
旧市場坂橋
埼玉県新座市に肝試しで有名な心霊スポットに「旧市場坂橋」という橋があります。この橋の下には、小平霊園の湧き水が源流の黒目川が流れ、付近に妙音沢と呼ばれる美しい湧き水が溢れでている場所があります。川岸には、桜の木が立ち並び、春になると幻想的な景色を味わうこともできるそうです。
しかし、旧市場坂橋のそばに目をやると、かきねに囲まれた祠があり、一体のお地蔵様が祀られているのが見えます。そして、このお地蔵様のおなか部分をよく見てみると、人為的にセメントで補修された跡があるようです。どうやら、おなかの部分に人の顔が浮かびあがったので、塗り固められたと言われています。しかも曰くがあり、その顔を目撃した人は数週間うなされるように、寝込んでしまう恐れがあるとのことです。
さらに、この橋付近では、寂しげな表情を浮かべながら子供をだいている女性の霊が目撃されているそうです。この霊が、お地蔵様のおなかに浮かぶ顔なのか、川で亡くなった人なのかは定かではないですが、どちらにしても夜は近づかない方が良いでしょう。昼間の美しい景色とは真逆の世界が、あなたを待ち構えているかもしれません。
まとめ
埼玉県の肝試しで有名な心霊スポットを調査して、まとめました。まだまだ、埼玉県には、怖い話や心霊スポットがありそうですね。体力と時間があったら更新したいと思っていますので、お見逃しなく!
それでは、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
お後がよろしいようなのでにゃん!
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