想像してください。
スラっとしたモデルのような脚、腰にある天使のえくぼ、背骨に沿ってキレイにのびるヴィーナスライン、ウエストのくびれ、引き締まった腹筋、肩甲骨がくっきり見える天使の羽根、思わず男性が守りたくなるような細い腕。
「そんな憧れの体を手に入れたい。どうすればいいんだろう。」
あなたの頭に浮かんだのは次の5文字。
「ダイエット」
そして始まったダイエットという名の修行。一歩立ち入れば、あちらこちらに並んでいる美味しそうなあま〜いスイーツ。地獄とも天国とも言えるステキな楽園「THE コンビニ!」
あなたの頭でささやく2人のデビルとエンジェル。
「お仕事がんばったからご褒美が必要だよ!」「理想の体を手に入れるため、苦しいけれど今はガマンよ!欲しがりません、痩せるまで。」
はげしい考えの末、商品に伸びる手。口に運ぶとろけるスイーツ。満足感と手をつないでやってきた罪悪感。そして、あなたのほほをつたう冷たい水。
そして、あなたは叫びました。
「ダイエットなんか大嫌いだー!」
何かを得るには何かを手放さなければいけない。ダイエットで悩んでいるあなたの気持ちがよく分かります。
ダイエットの情報をザーッと見ても、検索結果から自分にマッチした痩せる方法を探すことはスゴく大変。
どれを読んでも「筋トレしなさい、食事制限しなさい」というのがほとんどです。悲しいことにそれは正解です。それなのに何故、効果があなたにでないのでしょうか。
ということで、誰もがダイエットの前に見落としていることをお伝えします。数多くの人をサポートしてきた元トレーナーのリアル体験を含めて参考までに次に紹介します。
【ホルモンが痩せるカギ】本当のダイエット法
トレーナーとして活躍していた当時のリアル体験をお話しします。私が指導した人の中でダイエットに成功した人は70%で、そのうち比率は90%(男):10%(女)でした。
「女性には効果がなぜ表れないのだろう・・。」
さまざまなダイエット法を自分の体で試したり、必死で情報を読み漁ったり、とにかく必死だったのを今でもよく覚えています。
そんなモンモンと悩んだ毎日を送っていたある日のこと・・。ヨガレッスンを終えた人たちがスタジオからゾロゾロと出てきました。トレーナーの私には見慣れた光景でした。
ですが!その日の私の目にはちがって見えたのです。
「縦のラインが美しく、健康的なスタイル。おまけにみんな笑顔」
ヨガを終えた人たちを見て、ダイエットの答えが分かっちゃったのです。と言うか、ダイエットを成功するために大切なことを見落としていました。
それを話す前に、ダイエットをする基本を次に紹介します。
- 筋肉を太くして基礎代謝を上げる。
- 正しいカロリー制限をする。
- きちんとした睡眠をとる。
筋トレして基礎代謝(何もしないでも1日に消費するカロリー)を増やすこと。1日の食事カロリーが基礎代謝よりもオーバーしないように制限すること。適切な睡眠をとって成長ホルモンの分泌を促すこと。
ようは、余計な体脂肪を減らして筋肉増やそうねってことです。
そうは言ってもほとんどの人がダイエットで成功しないんです。何故でしょうか。
それは「ホルモンバランス」が乱れているからです。どういうことか以下で分かり易く説明します。
まずはじめに、脂肪にはカラダの中に蓄えられる「内臓脂肪」と筋肉の外側につく「皮下脂肪」があります。これらを総称して「体脂肪」と言います。
①内臓脂肪は、食べ過ぎたカロリーを溜め込む(飢餓に備えた)システムが人間にはたらいているため内臓に付きます。増えやすくて減らしやすいのが特徴的な脂肪ちゃんです。
「男性ホルモン」が優位な男性につきやすい脂肪と言われています。
「ぽっこりお腹、ビール腹」
他のカラダの部分はそうでもないのにウエスト周りだけが大きい男性の理由がコレです。
②続いて皮下脂肪です。骨や筋肉を守る役割があります。体にバランスよくつき、部分痩せしない脂肪ちゃんです。びよーんと伸びる脂肪なので、激しい体重の変化で「たるみ」になります。「女性ホルモン」が優位な人につきやすい脂肪と言われています。
「二の腕プルプル、下半身太り」
女性の体の悩みトップ2に多い理由がこの皮下脂肪ちゃんです。
「ちょっと待って!私、女だけどお腹もポッコリしてるんだけど?」
さて、ここでちょっとコワ〜い話をしますね。上記のように男性じゃないのに、お腹にお肉ちゃんがついている女性も中にはいるでしょう。
原因は、ストレスによる女性ホルモンの乱れです。
ひと昔前の日本は、仕事は男性がして家事は女性がするというスタイルでした。しかし、今は男女に関係なく活躍できる時代です。
ここに落とし穴があります。
一般的に、外的なストレス耐性に女性は弱いと考えられています。つまり、ホルモンが乱れやすいということです。
ストレスで女性ホルモンが減れば、男性ホルモンが相対的に増えます。つまり、内臓脂肪が増えます。こうして、「ポッコリお腹の出来上がり」です。そして、過食や睡眠不足、過度なダイエットもホルモンバランスを乱します。
ホルモンバランスの乱れは、内臓脂肪と皮下脂肪を増やします。
つまり、ダイエット=体脂肪を減らして筋肉を増やそうね!というのは、厳密に言えばホルモンバランス整えようね!ってことなのです。
ちなみに、筋トレをしても女性は男性よりも筋肉が付きにくいと言われています。筋トレしても効果がなかなかでない理由の一つがコレです。
「それならば筋トレしない方がイイのでは?」と思ったそこのあなた!
年齢とともに下半身の筋肉は衰えていきます。ということは体を守るクッションが必要ということ。つまり、脂肪のことです。ちなみに、1年につき体脂肪は0.5~0.7キログラム増えます。
「もう終わりだ」
絶望しているあなたの気持ちをお察しします。
「泣いてもいい、逃げてもいい、でも諦めるな!」
日本の有名なアニメに登場するじいちゃんの言葉を忘れないでください。
さて、それでは最後にダイエットの「ヒント」を特別にあなただけにコッソリ教えます!
年齢に負けない女性らしいスタイルを維持するためには、運動、食事、睡眠は必要不可欠。とはいっても、「時間がない」「楽をして痩せたい」というのが現実。そこで万能とまでは言いませんが、心とカラダを整えるのに一役かってくれるのが、、、
「ストレッチ!!」
大切なことなので心まで届くように文字のボリュームを上げました。これは重要なポイントなので覚えてくださいね。テストにでます!
突然ですが、
あなたが時間をかけてストレッチしていることを想像してください。
「呼吸は深くゆっくり、カラダの緊張がほぐれていく。血流がジワジワとかけめぐり、全身がポカポカしてくる。体がふわっと軽くなりはじめ、そのうち心地よくなってくる。」
「深呼吸でからだをゆるめ、とどこおっていた血流がきれいに循環して汗をかく。本来あるべき正しい姿勢を取り戻すことで、頭がスッキリする。乱れたホルモンが整い、幸せホルモンが流れ出す。カラダも心も軽くなり、笑顔となる」
はい!それでは想像からこっちに戻ってきてください。
ヨガを終えた女性たちのお話しを思いだしてください。
「縦のラインが美しく、健康的なスタイル。おまけにみんな笑顔」
つまり、そういうことです。
ヨガやピラティスもそうですが、基本は「ストレッチ」です。そして、そこに時間をかけてムリのない程度で自分の身体をコントロールしているような気がします。ヨガやピラティスなどでスタイルが整った女性たちは、本能的に分かっているのかもしれません。
実際に、体づくりにそれなりに自信があった当時のわたしもヨガを体験してみました。するとどうでしょう。柔軟性や呼吸、そして何より本来持つ自分の体をしっかりコントロールできていないことに気付いたのです。
確かに、筋トレは筋肉量を増やすことで太りにくい体づくりに必要なこと。
しかし、姿勢が乱れた状態でトレーニングをすると関節がムリして怪我につながることに。仮にそうならなかったとしても、姿勢が良くない状態で筋肉をつけても体のラインは美しくなりません。
正しい姿勢でトレーニングをしなかった結果、「変なところに筋肉が付いて見た目が悪くなってしまった」なんてイヤですよね。
そう考えると姿勢を整える「ストレッチ」はすごーく大切なことだなと思います。これはトレーニングに限った話ではなく、日常生活においてもそうです。
ダイエットの前に、まず姿勢。なにもヨガに通えと言っているわけではありません。ストレッチであれば家でも会社でも、何かしながらでもすぐできます。
それに筋トレとちがって1日に何回もストレッチしてOK。むしろたくさんした方がカラダと心に良いです。頭がスッキリするはずです。
本当のダイエット法はホルモンに痩せるカギがあったのですね。
今回のお話しが、すべての美しい人たちのヒントになれれば幸いです。
ところで、
「これを読んでいるあなたの姿勢は今どうですか?」
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