本当の自分とは?結論を出した哲学者
「本当の自分」とは何か。全英屈指の名門校出身、哲学者ジュリアンバジーニがその答えを導きだしました。前回の記事では、「自分」について結論をしていました。まだ、「自分」についての結論と過程を知りたい方のために、彼の説いたものを次に用意しました。
哲学者ジュリアンバジーニ氏が1つの「自分」というものを結論付けた上で、彼は本命である哲学「本当の自分」を結論付けました。
今回は彼が導き出した「本当の自分」について学んでいきます。
それでは以下参考にみていきましょう。
「本当の自分」とは何か結論を出した哲学者
自分とは何か…。全英屈指エリート哲学者が1つの結論をだしました。
「自分」とは、歴史をもつ1人のまとまりとしてとらえるべきである一方、その歴史によって流動的に永遠に変化し続ける存在である。
しかし、このことは自分というものを理解する1つのモデルと話していました。そして、次のようなことも述べました。
もし、固定的でなく永続的で、生涯にわたって常に同一の本質を何であれ持っているとすれば、ある意味それは囚われの身である。
つまり、自分はある本質的要素(不変性)を持って生まれたとすれば、自分は最期まで自分(ロボット)として終えてしまうということと説き、彼は「自分」という結論に理由を付け加えたのです。
哲学者ジュリアンバジーニ氏は、自分というものは、ロボットではなくある種のプロセスによって変化し続ける生物と考えました。
分かり易く前回の記事で、「滝」を「自分」に当てはめて例にあげています。滝は水であり、それらは様々に水路を作り方向を変えます。或いは、天候に左右されて勢いが増したり、落ち着いたり影響を受けます。しかし常に「滝」には変わりません。
このようなことから、哲学者ジュリアンバジーニ氏は、「自分」とは、歴史の1つのまとまりであり、歴史によって永続的に変わる生物と最終的に説いたのです。
そして、以上を踏まえた上で、本当の自分とは何かという話に入ります!!!
いや、いつも突然の登場怖いです!
哲学者ジュリアンバジーニ氏は、滝と自分という存在はある種似ていますが、少し違うと前文を撤回するかのように次のように説きます。
滝、つまり「水の集合体」に意思はないが、「自分」は目指す方向へ、ある程度は自分で決める力がある。そして、「自分」という捉え方に慎重にならないといけない。何故なら、自分の知らない可能性を過剰に重視してしまうと自分が思い通りの自分になれると信じてしまい、結果的に自分とは何かという思考に陥ってしまう。「ある分野の天才」に触れて、「その分野の天才」になりたいと思い努力しても、ある程度は上達するが、いくら磨いても天才にはなれずに嘆くケースと同じだ。
このように、どんな自分になれるかには限界があるのに、それにも関わらず人は、自分で「自分」を形作る力があります。結果、「自分とは何か」となるのです。
そして、「本当の自分とは何か」と距離を縮めるというわけです。
本当の自分とは発見されるような性質ではない。脳の仕組みをみても「本当の自分」は見つからない。少なからず「本当の自分」を自ら作り出しているにすぎない。3~4年前の自分の姿を撮影して見返すと「恥ずかしい」と思う。何故なら、自分の姿だと分からないから。
本格的に本当の自分が分からなくなってきたなぁ
「自分」とは歴史の一部であり、歴史によって変わり続ける生物。そしてある程度「自分」で自分を決めることができる。しかし、一方で「自分」に絶対的な可能性をおく「自分」がいて、他の天才=「天才」=「自分」と出会い、人は「自分」になれると信じて、結果「自分とは何か」と考える。
そして、「本当の自分とは何か」を考える!そして、見つけてもそれは「本当の自分」を作り出していることにすぎないぁああああ!!!
…。
…。
だから、自分の顔を鏡で見ても怖いあああ!!!
いや、本当に怖いですよ。
哲学者ジュリアンバジーニ氏は、「自分という存在は自らを形作った結果、過信する」と言いたかったようです。別に天才にはなれないと言いたかったわけではなく、「自分」という存在は自らを形作るくせがあるから、新しい自分に変えられる可能性があると捉えてほしかったようです。
仏陀の言葉に次のようなものがあります。
「井戸職人は見事に水を導き、矢師は見事に矢の曲がりを治し、大工は見事に丸太を真っすぐにし、賢人は見事に自分自身を形作る。」
仏陀
仏陀の言葉から理解できるのは、「本当の自分」は追いつめても見つからない「謎」ではないということ、「本当の自分」は自分が作り出すものというこでした。
そして、哲学者ジュリアンバジーニ氏は、「本当の自分」について以下のように結論を出しました。
「本当の自分」が存在すると言う場合、それはあなたの発想による部分もあるが、あなた自身が作り出すものである。」
本当の自分とは、「発想」により作られるものだが、「自分自身」が作り出すものであるという結論に達しました。
1996年、全英屈指のUCL大学出身であり、博士号を授与された哲学者ジュリアンバジーニ氏の講義でした。勉強になりました、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございましたあああ~。
まとめ
本当の自分とは?結論を出した哲学者
自分とは?
「自分」とは、歴史をもつ1人のまとまりとしてとらえるべきである一方、その歴史によって流動的に永遠に変化し続ける存在である。
本当の自分とは何か?
本当の自分とは、本当の自分」が存在すると言う場合、それはあなたの発想による部分もあるが、あなた自身が作り出すものである。
以上がまとめです。
<まとめの感想>
自分とは定まっていない変則的な生物だが、ある程度の決める力があるが故、本当の自分だと発想してしまう。しかし、本当の自分とは自分自身が形作るものだ。
哲学ご馳走さまでした。
それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。
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