「自分」とは何か?全英屈指のエリート哲学者が説いた結論

哲学
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「自分」とは何か?全英屈指のエリート哲学者が説いた結論

「本当の自分」とは何か。全英屈指の名門校出身、哲学者ジュリアンバジーニがその答えを導きだしました。彼はUCLから博士号を授与されたエリート哲学者として有名です。また、全英屈指の名門大学UCLは、高等教育機関で常に世界大学ランキングで上位に君臨しています。

  • QS World University Rankings 2020…世界第8位
  • Time Higher Education World University Rankings 2020…世界第15位

日本初代内閣総理大臣の伊藤博文、夏目漱石、元首相の小泉純一郎さん等が、留学したことで広く知られています。

今回は、このようなエリート高等機関で学んだ哲学者であり、博士号を授与されたジュリアンバジーニが説いた本当の「自分」について紹介します。彼は、いくつかのプロセスから結論を導きだしていたのですが、とても興味深い内容でした。

ゼノン
ゼノン

誰しも変な人と思われるのが嫌で口にはしませんが、一度くらいは疑問を持ったはずです。

彼の説いた本当の「自分」を、ゼノンのフィルターを通して以下で説明しますので、参考までにどうぞ。それでは早速ジュリアン氏の講義を受けて、本当の「自分」を一緒に探しにいきましょう!

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「自分」とは何か?全英屈指のエリート哲学者が説いた結論

「自分」とは何か?その結論を導き出すために、全英屈指の哲学者ジュリアンバジーニ氏は、まず『本当の自分は存在するのか』という問いから話を始めました。そして、この疑問に対する答えをまず話していました。

「本当の自分が存在するのは本当だ。」と結論付けています。続けて、それを理解するにはもう少し踏み込んで考える必要があると論じました。

例えば、「占い」や学校や企業などで配られる「性格検査」「自己分析」の用紙問題。多くの質問に答えて「これがあなたです」とされます。そして、多くはこれを妥当(自分)であると認識しがちです。何故そのようなことが起きるのかと言うとそれは、〇と✕で判断されるテストに回答する要領と同じで、「正しい」=「確固たる自分」という式を作りあげていることに起因されているからです。そして、生涯にわたりその結果を「自分」とし、同一の要素と考えます。

「自分」というものは、「経験」から生み出された「記憶」「信念」「知識」で出来ていない。つまり、人生の全経験が「自分」ではないということです。

そして、ただ単に、人生の全経験の寄せ集め(記憶・信念・知識)た存在が「自分」であると捉えることに人はシフトしているだけです。

ゼノン
ゼノン

成程。経験=自分ではないと…。

次に、哲学者ジュリアン氏は以下のような面白い問いをしました。

「人の体を例にとって考えると、確かに体のパーツは各部位の寄せ集めですが、移植しても「自分」には変わりません。それでは、「記憶・信念」を変えても同一人物なのでしょうか。」

ゼノン
ゼノン

それは…少し違うと思います。

「自分とは何か」

つまり、自己理解するには、自分を経験で作られた「永続的な存在である」と考えるのではなく、経験の寄せ集め(記憶・信念・知識)と考えるべきです。

ゼノン
ゼノン

…ん?奇妙なことを仰りますね。先程は「経験=自分」は違うと説いておいて、経験の寄せ集めと考えるべきとはどういうことですか?

例えば、「水」です。ここで言いたいのは、「水」はあるけれど、水は「水素・酸素」が付属したものではないということです。

勿論ですが、「水」は水素と酸素分子が適切に配置された物にすぎず、それ以上でもないということです。

他にも例にあげましょう。「時計」は「盤面・針・機械部品・電池」といった寄せ集めですが、「時計」と捉えます。つまり「寄せ集め」と考えていません。

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ゼノン
ゼノン

ほー、理解しました。「経験=寄せ集め」ですが、人は「経験」と「寄せ集め」を切り離して考えており、尚且つ「寄せ集め」を見ていないということですね。

では、同様に「自分」という存在にあてはめると、どうして「自分=自分」ではないと考えるのでしょうか。

それはつまり、

「何故、自分を寄せ集め(記憶・信念・知識)にすぎないと考えずに、寄せ集めの部品を持った、独立した永久的な『実体(自分)』と捉えるのか」

ということです。

 

ネッコ
ネッコ

確かに「時計」は「時計」、「水」は「水」と捉えて、「寄せ集め」には注目しないですよね。

ゼノン
ゼノン

奥が深いですね。って突然登場しましたね。

臨床心理士のポールブロックス氏は次のように言及しました。

「私たちは核、つまり本質的要素が実在するという深い本能があり、それを振り払うのは難しい。しかし、脳には全ての事が集まってくる中心がないこと、神経科学が示しているのは真実である。」

ポールブロックス

脳に焦点をあてて「自分」という感覚が生み出されているかを知れば、「脳=自分」とはならないです。

何故なら、脳の中では多種多様なプロセス(思考方法)が進行しているからです。つまり、「自分」という感覚を得るには「脳のプロセスの在り方(寄せ集め)」次第です。

ジュリアンバジーニ

ゼノン
ゼノン

ジュリアンバジーニ氏は、これをエゴ・トリックと呼んでいました。

エゴ・トリックとは機械的なカラクリのようなもので、「自分」が「存在」しないという意味ではありません。脳の寄せ集めによって、人は実際よりも総合的な何か(自分)が自分の中に存在すると感じます。

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それと同時に、このことに対して今、「その答えは正しい」とすれば、つまり自分の核、又は永続的要素を誰も持っていないとすれば、それは「自分」という存在は「幻想」だということを意味するのです。

ゼノン
ゼノン

「脳=自分」ではなく、「定まった脳のプロセス(寄せ集め)=自分」だったが、脳に定まったプロセスさえないということは、「自分」は存在しておらず、ただの「幻想」だ、ということですね。

ネッコ
ネッコ

べ、別に、説明しなくても理解してた…。

「自分」は「幻想」だということは、心理学者のトーマス・メッツッツィンガー、ブルース・フード、スーザン・ブラックモアも言及しています。

しかし、全英屈指のエリート哲学者ジュリアンバジーニ氏は次のような見解を説きました。

「時間は部分の寄せ集め以上の何物でもありませんが、だからと言って幻想ではない、同じように人も「幻想」ではありません。自分がいろいろな意味(部品)で、単に非常に複雑で整然とした物事の寄せ集めだからといって、自分が現実に存在しないということにはならない。」

ジュリアンバジーニ

ということです。

例えば、アルゼンチンにある「イグアナの滝」です。水は永続的な要素はないです。水は常に新しい流路を切り開き、その変化や潮の満ち引き、天候にも左右された結果干上がってしまったり、或いは新しい流路が作られます。このように「滝(実体)」は、滝の瞬間(複雑で整然な物事の組み合わせ)ごとに「イグアスの滝」は異なります。

しかしだからといって、イグアスの滝が「幻想」であり、「現実」ということにはなりません。つまり、歴史をもつ1人のまとまりとして自分を捉えるべきである一方、プロセスは流動的で永遠に変化し続けていることを理解しないといけません。

滝の例は、「自分」を理解する一つのモデルです。

ゼノン
ゼノン

「自分」は歴史の一部であり、歴史によって永遠に変化する存在

1つの結論がでましたね。

「自分」とは何か?全英屈指のエリート哲学者が説いた結論

「自分」とは、歴史をもつ1人のまとまりとして捉えるべきである一方、その歴史によって流動的に永遠に変化し続ける存在である。

彼は、「自分」について結論した後、「本当の自分」について結論を出しました。

まとめ

「自分」とは何か?全英屈指のエリート哲学者が説いた結論

「自分」とは、歴史をもつ1人のまとまりとして捉えるべきである一方、その歴史によって流動的に永遠に変化し続ける存在である。

以上でまとめとなります。

《まとめの感想》

哲学者ジュリアンバジーニ氏の「自分」に対する哲学は、とても奥が深く勉強になりました。ここでは、「自分」について理解することができましたが、「本当の自分」を理解するには更に踏み込まないといけないようです。

また次の機会に記事にしたいと思います。「自分」の次は「本当の自分」ときました。「自分」に対する哲学が深いように、哲学者ジュリアンバジーニ氏も奥が深い人でした。

因みに哲学者は、英語で「Philosopher」と表現し、「知恵を愛する者」という意味を持ちます。その歴史は、古代ギリシャ語まで遡りφιλόσοφος (フィロソフォス)に由来します。哲学者アリストテレスは、人間の本性が「知を愛する」ことにあると考え、「フィロ(愛する)ソフィア(知)」と呼びました。

誤解されやすいですが、哲学者はただ単に考える人ではないのです。その証拠に様々な分野で研究をしていますし、哲学者の肩書きを強調しているだけで、心理学者、天文学者、物理学などの肩書を持つ先人も少なからず存在します。

万有引力の法則も基はと言えば、哲学者アリストテレスの「四元質素」の思想が始まりです。その間に様々な先人が活躍して最終的にニュートンが発明したのです。

今回の「自分」とは何かに当てはめて考えると「万有引力」のプロセス(寄せ集め)を見るべきかもしれません。

それでは最後までご覧くださりありがとうございました。

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