【無とかじゃない】瞑想する意味とは?

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うまく「無」になれない、うまくできない。瞑想のやり方を調べたら、「今(この瞬間)に集中すること」とかで、ちょっと曖昧すぎてコツがイマイチよく分からない。。。

そもそも瞑想する意味って何だろう?

実は瞑想は「無」になることですが、私たちが一般的に思うような、漠然とした「無」のことではないです。

今回は、「無とは何か」を瞑想する意味からご紹介します。

記事の最後には、瞑想のやり方を簡単に説明しますので、参考にしてみてください。

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【無とかじゃない】瞑想する意味とは?

さまざまなノイズが耳に入る環境の中でも、脳をシャキッと切り替えるトレーニングが瞑想で、いつでも集中モードに入れるようにすることが瞑想する意味です。そのため、漠然とした「無」とかじゃなく、「集中状態に入る=無」ということになります。

そもそも瞑想することは、普通に考えると非日常な行動です。耳や目、五感から入るノイズを遮断して、ただただ精神のみに集中するというもの。例えれば、「呼吸(1つのこと)」のみに集中するようなことです。

仕事や勉強に取り組むにあたって、多くの人が、脳を平常モード(ノーマル)から集中モード(ブースト)に切り替えることに悩まされています。

なぜなら、人の話し声やコピー機の音、人間関係や「早く仕事終わりたいな」というような雑念などが集中力を乱してくるからです。

つまり、人の話し声や機械の電子音、雑念などに乱されながらも、何度も繰り返し集中状態に入るような瞑想は、実は集中力を高めるトレーニングの意味があったのです。

・8週間の実験で分かった瞑想の意味

さまざまな研究は、マウスやサルを用いて行われてきました。しかし、瞑想の意味がどのようなものなのか、詳しい研究は行われてきませんでした。なぜなら、地球の生命の中で「瞑想」を出来るのが「人」のみだったからです。

そこで近年、人を被験者とした「8週間の瞑想トレーニング」が私たちの脳にどのような意味をもたらすのか、MRI(核磁気共鳴)を用いて観測研究されたようです。ニューヨーク州立大学の研究者らによって行われたこの研究は、トレーニング前と後の比較実験です。

すると、瞑想が脳にいくつかの興味深い効果があることが分かりました。

・「DMN」から「(背側)注意ネットワーク」への切り替え

「DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)」とは、脳が何もしないでもエネルギーを消費しているような、車で例えるならアイドリングしている状態。もう1つの「(背側)注意ネットワーク」とは、脳が集中している状態のことを指します。

研究者らによると、8週間の瞑想トレーニングを行った被験者に起きた大きな効果はこの2つの回路を結ぶ接続性(オンとオフ)の強化だったようです。

よく、仕事や勉強に集中するとき、「頭のスイッチを入れる」というような表現をしますが、実際に脳ではコレが起こっていたということになります。

・脳が集中している状態を持続する意味がある

瞑想は、ノイズに妨げられながらも何度も意識を集中させるという過程で、DMN回路から注意ネットワーク回路へと何度も接続(オンとオフ)を繰り返します。その結果、日常生活でも脳が集中している状態に直ぐに切り替えることができるという訳です。

瞑想の意味は、単に切り替えを円滑にするだけでなく、脳が集中している状態を長く持続する効果があると考えられています。なぜなら、瞑想はノイズに妨げられても動じない強烈な集中力を養うトレーニングだからです。

瞑想する意味には、頭の切り替え(オンとオフ)だけでなく、集中力と集中力の持続時間の3つを高める効果があると分かったのです。

・瞑想を日常的にしているチベット仏教僧の脳波

実は脳波は、瞑想によって自分自身である程度コントロールすることができると科学的に証明がされているようです。

脳波の1つ、シータ波であればヒラメキや脳の休息、疲労回復。ガンマ波は、ワーキングメモリ(短期記憶よりも短い記憶力)を高める効果があると言われています。

アメリカのウィスコンシン大学の実験で、チベットの仏教僧のガンマ波を測る実験が行われました。すると彼らから、メーターが振り切れるほどのガンマ波が検出されたようです。
つまり、瞑想を習慣に行っている彼らの脳内はシータ波セットの「ガンマ波優位な状態」であり、幸福感で満たされているということになります。

上記の話を聞いただけでも瞑想する意味は十分ありそうですが、さらに瞑想を日常的に続けている人の脳はどう変化するのでしょうか?

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・瞑想研究家の論文

マサチューセッツ総合病院精神科の准研究員で、ハーバード・メディカルスクールの心理学者准教を務めている瞑想研究家の論文によると、瞑想する意味には次のようなこともあるようです。

・前帯状皮質(ACC)の自己制御力を育てる

前帯状皮質(ACC)は、自己制御力に関する脳の部位です。「自己制御力テスト」の結果によると、瞑想する人は、瞑想しない人より自己制御力があるそうです。

これはアルコール依存症や薬物依存症、ゲーム依存症、SNSによるスマホ依存症などのリスク管理を自己制御できるということ。

・海馬の回復

「うつ病」の患者が瞑想をすると海馬が回復することが、脳科学の観点からも明らかになりました。また、ストレスにより海馬が委縮した人に瞑想を行ってもらったところ、海馬の神経細胞が増加することが分かりました。

海馬は、記憶と関係があり、ストレスホルモンの「コルチゾール」を受け取る器官。ストレスにより、コルチゾールが過剰に分泌されると委縮します。そうなると日常生活でのミスが増えたり、うつ病の原因となります。

つまり、瞑想する意味は、うつ病に対しての抗うつ薬と同程度の効果の発揮だけでなく、学習と記憶を司る海馬の増大にまで効果があるということです。また、瞑想は医学や化学的にもその効果が認められています。

カジュアルな瞑想のやり方

五感や自分の想像から湧き出るノイズを遮断しながら「1つのことに注意を集中すること」が、瞑想をするやり方です。例えば、呼吸やメトロノームの音、お経のような特定のフレーズを1つ選択して、そのことのみに注力すること。

注力する対象を選択したら、快適に感じる方法で体を安定、リラックスさせながら意識を集中します。もちろん、途中で集中が途切れていることに気付いたら直ぐに意識を戻します。

このノイズからの脱却と、対象に集中することの繰り返しが「瞑想」です。ここで「無」という表現を使うとすれば、ノイズがなく1つの選択対象のみに集中している状態が「無」になります。

瞑想する時間は1日10分~15分で、週に5日かけて行います。目は開けていても閉じていても構わないようです。前章では、8週間で瞑想の効果がトレーニング前後で出ていたので、目安にしてみてはいかがでしょうか。

瞑想のやり方は単に座って行うものから「歩く瞑想」、全身を意識するボディスキャン瞑想などさまざまにあるようです。

特に歩く瞑想は、ウオーキングをしながら瞑想するので、ただ有酸素運動しているだけと比べるとお得な感じがします。

瞑想する意味は、宗教面が強いイメージでしたが、調べてみると医学や化学的にもその効果は証明されていたので瞑想に対する意識が大きく変化しました。

瞑想する意味が分かったところで、自分にあった「瞑想」を日常生活に取り入れてみるのも良いですね。

それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。

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