コトリバコの発祥・内容・考察まとめ【urban legend】

怖い話
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コトリバコの発祥・内容・考察まとめ【urban legend】

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コトリバコとは

2チャンネル「オカルト超常現象板」が元ネタで広まった都市伝説。板の人気スレッド「洒落にならない怖い話を語ってみない?」に2005年に投稿されるやいなや、サイト内での投票所ではまたたくまに投票数1000オーバーという数字を叩き出した。15年という長い月日が流れた現在でも尚、語り継がれている伝説の呪い系ストーリー。
検索してはいけない言葉
この物語には分かり易い霊現象はないとは言え、その不穏さや不気味さ、過激な描写が実にリアルで、実際にこの話を読んだ後に体調不良を訴える報告もあり「検索してはいけない言葉」にランキングしている。
呪いの箱
呪いたい相手に送ると相手は絶命するとか。非人道的な行為によって作られた”コレ”は寒気を覚える…。ちなみに、コトリバコとは、”小鳥の箱”ではなく、”子取り箱”という言葉にかかっているとされている。その意味は子どもを取る(犠牲にする)箱。妊娠可能な女性や子どもを対象に強力な呪いが降りかかるとされるものだという。
コトリバコの発祥
コトリバコが初めて作られた発祥の内容は、1860年代後半まで遡る。舞台となるのは「出雲の国(現在の島根県)」のとある集落。当時、この集落に住む住民たちは、周囲の近隣住民からひどい差別や迫害を受けていた。その被害は、日常生活を難しくさせるほどの仕打ちだった。話によると、子供の間引き(生まれたばかりの子供をあやめること)も行われていたらしい。

1860年代後半に隠岐の島で反乱が勃発:起

その反乱をおこした側の中心人物(男性)が出雲の国の例の集落に身を潜めにやってきた。集落の住民たちは、これ以上の厄介ごとが増えると更に被害を被ると考え、この男を消そうとした。男は命乞いするべく、助けてくれたら武器をやると交渉。この武器というのが、コトリバコであった。男が言ったこの言葉の意味は、正しく言うと”作り方を教える”ということも含まれている。

コトリバコ:承

その武器は、確実にターゲット(の妻や子ども)を絶命させ、一族を根絶やしにすることが出来るというもの。村の住民には、その話がとても魅力的で美味しい存在のように感じたのだろう。様々な迫害や差別に困窮し疲れ果てていた集落の住民は、この男の提案に乗った。自らの子どもを間引きするほどの極限状態であった彼らにとって、圧力をかけてくる近隣住民へ脅しや復讐のためにも”コレ”が必要だった。全ては彼らが安全に生活を送るためだった。

チッポウ:転

集落の住民たちが初めて作ったのは、7人の子どもの亡骸の破片を閉じ込めた「チッポウ」。迫害を受けていた地域の庄屋(村の事務を統軸する者)に上納したところ、庄屋にいた女性・子どもは血反吐を吐いてもがき苦しんでいったという…。コトリバコの脅威は周辺地域にも知れ渡ることとなり、集落への圧力や干渉は一切なくなっていった。そして、ようやく安全な生活を手にした。それにも関わらず、彼らはその後の13年間にわたって計16個のコトリバコを作り続けた。全ては、平穏な日々を守るために…。

間違い:結

しかし、そのコトリバコの存在はある日突然幕を閉じる。村の子どもが”コレ”をおもちゃと勘違いして自宅に持ち帰ったところ、その日の内に家中の女子どもが死に絶えてしまったそう。それ以来、村の住民は作ることを止めた。
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コトリバコの内容(あらすじ)

物語は、ある女子大生Sが解体される予定の納屋で「パズルのような箱」を見つけ、友人との集まりの席に持ってきたところから始まる。その場に居合わせた神社の息子Mにより、その箱が呪いの「コトリバコ」であることを判明する。Mは突然嘔吐しだし、一通り吐き終えると携帯電話で電話をかける。電話の先の人物はMの父親。泣きながら、Sがコトリバコを持ってきたことを話出す。最終的にMは不慣れながらもお祓いを受け、その場の窮地を免れたという内容。
コトリバコの怖い話
コトリバコの怖い話は、妊婦が可能な女性と子どもだけに威力を発揮し、コトリバコに触れるものは勿論、箱の周囲にいるだけで、箱を見るだけで、徐々に内臓が千切れて最終的に絶命してしまうと言われている。その一例として、コトリバコ発祥の結末で挙げている。
名前の呼び方
また、その恐ろしい効果を発揮するには”コレ”を作る際に使う材料が必要である。それが子どもの亡骸であり、人数を多く使用することで威力が増す。また、使われた亡骸の数の順に名前が箱に付けられているそうだ。「イッポウ」「ニホウ」「サンポウ」「シホウ」「ゴホウ」「ロッポウ」「チッポウ」そして「ハッカイ」。8人の亡骸を使って”コレ”を実現しようとした人物がいたが、作っている最中に本人が絶命してしまった、という話まである。
効果
時間が経過しても呪いの効果は衰えることがないと言う。唯一効果を薄めるためには神社や寺などに長期間「安置」させて少しずつ清めるしか手段がないとされている。この話が本当なのであれば、現在もどこかの神社や寺にひっそりと保管されているのかもしれない…。
知りたくもない呪いの方法
  1. 木材工のカラクリ箱を作成する。ちょっとやそっとじゃ開かないように複雑な工夫で細工を施す。手順の中で最も難しいと呼ばれる作業。
  2. 箱の中を雄の畜生(人間以外の動物)の血で満たす。
  3. そのまま1週間放置する。
  4. 血が乾ききらないうちに蓋をする。
  5. 箱の中身をつくる。つまりは、間引いた子どもの一部を入れる。子どもの年齢によって入れる部位が決まっている。
  6. 蓋をして、それぞれの箱に印をつける。
    憎い相手の家に送りつけるか、暗く湿った場所にそっと安置する。

手順5.の補足▽

  • 産後間もない場所はへその緒・人差し指の先・はらわたを絞った血。
  • 7歳までは人差し指の先・はらわたを絞った血。
  • 10歳までは一指し指の先を入れる。

※使用した亡骸の数、または年齢によってはその呼び名は異なる。

知りたくもない管理ルール

物語の発祥の中で登場したコトリバコを作り終えた男は、箱の管理ルール(方法)を住民に伝授した後、姿を消した。

  1. 女子どもを決してコトリバコに近づけないこと。
  2. 箱を暗く湿った場所に安置すること。
  3. 必要なくなった、もしくは手に余る時は、神社に処理を頼むこと

※物語発祥の中で男が告げたことは、以上3つのルールだけである。

登場人物の独自のルール

主人公Sが登場する物語の中では、コトリバコの強大な呪力を抑えるために、登場人物たちが作った自らのルールを追加して管理している。

  1. 効果を薄めるために、コトリバコを知る3家の持ち回りで管理すること。
  2. 家主の亡き後は、次の持ち回りの家主が前任者の跡取りから受け取ること。
  3. 後任者は跡取りに箱のことを伝えること。跡取りがいない場合は次の持ち回りの家に渡すこと。
  4. 他の班が持っている箱について話題にしないこと。
  5. 箱を管理していない家は、管理している家を監視すること。
  6. 約束の年数を保管したら神社に届け処理すること。
  7. 約束の年数を経過していない箱は持ちこまないこと。
  8. 神社側からは決して集落に接触しないこと。
Sが登場するこの物語で発見された「チッポウ」では、140年ほどの管理期間が必要であった。その間にいつどんな事情で呪いの力が復活するか謎なため、よりルールを厳格にしたようである。

コトリバコの感想と考察

※あくまで個人の考察なので、真偽のほどは解釈次第です。

  1. コトリバコ発祥の物語、1860年代後半に隠岐の島で反乱が勃発。その反乱から身を潜めるように出雲の国の例の集落にやってきた反乱側の中心人物(男性)の正体。
  2. ある女子大生Sの物語。
  3. 考察まとめ
コトリバコ発祥の物語、1860年代後半に隠岐の島で反乱が勃発。その反乱から身を潜めるように出雲の国の例の集落にやってきた反乱側の中心人物(男性)の正体。
反乱の中心人物と名乗るこの男。何故”箱”を熟知しているのにそれを戦に使わなかったのか。箱を使えば反乱など必要なかったのでは?風の噂で、その男の耳にまでその村の情報が届いていて、危険な村と知っていて何故身を潜めたのか。
考察
この男は、隠岐の島での反乱を利用して来た、実は反乱の中心人物ではなく、何者かによって”箱”の話を知り興味を持ったただの男。そんなおぞましい”箱”の作り方やルールを実行するには、この村は彼にとって格好の的だった。様々な日常生活を困難にさせるほどの仕打ち、子どもを間引くまでに至ってしまったその村の住民。男は、村のその精神の偏りを知っていた。「助けてくれたら武器をやる」という言葉に村人が乗ってくることは最初から計画通りだった。そのため”箱”の作り方や保存方法まで忠実に教えることが出来た。伝授(目的)が終わった後、そそくさと姿を消したのはそのためだろう。その”箱”の話が本当か嘘か確かめたいという好奇心と、男が想像していた村人の精神性が想像以上だったことが、姿を消した原因と考えられる。もし”箱”が”失敗(嘘)”であったとしても、その非人道的な行動は、その村がしたことならば周囲の近隣住民は何も思わない。なぜなら、間引くほどの異常ともいえる行動をとる村だと知っているからだ。そこまで男は計算していた。反対に”失敗”しても”成功”だったのではないか?周辺に住む住民は、その村の住民がした恐ろしい行動を耳にすれば「何も思わない」ではなく、単純に「怖い」と思うという風にも考えられる。そうなれば、次第に周辺の住民は、その村から距離を置き、今までその村にした仕打ちが帰ってくるのではないかと恐怖する。一方、差別や迫害を受けてきた村の住人たちは、”武器”は本当だったと喜ぶ。その村に平穏は訪れるが、”武器”の効果は本物だと錯覚した村の住民は、「コトリバコ」を作り続ける。武器を伝授した男は”失敗”と気づかず、これを”成功”と大喜びする。周辺住民はその村から距離を置いも、恐怖に支配される日々が始まる。つまり、発祥の物語は本当であって呪いは嘘であると考察する。庄屋の事件については、語り継ぐ間に生まれた派生、つまりフェイクかと思います。誰も得しない悲しい物語なのかなと思いました。
ある女子大生S

結論から申し上げますと、これは発祥からフェイク作品かと思います

  • 発祥の物語の背景が、1860年代後半であったこと。
  • 現代では考えにくいが、当時ならありえそうだと思わせる風習「コトリバコ」
既にそれだけでも読み手の興味を引く物語だと思います。ある女子大生Sの物語に出会って、後に知った発祥の物語。知った上での女子大生Sの物語。どちらにせよ、グッとこの女子大生Sの物語の信憑性を高めますよね。本物が1つあれば、いくらフェイクがあっても気づきにくい。100人に同じ物語を見てもらって、そのストーリーについて1人1人に教えてもらっても、物語は曖昧でどれも本物ではありません。魅力的で人を惹きつけるような人が教えてくれれば、みんなそれを”本物”としてしまうのと同じかもしれません。15年を超えた現在でも尚、この物語が存在している理由は読み手、聞き手の多数決で決まるのではないでしょうか。要するに、おもしろいか、おもしろくないか。ある女子大生Sの物語は嘘だが、魅力的なフィクション作品と考察します。

まとめ

今回は「コトリバコ」について紹介しました。筆者の考察も交えされていただきましたが、この物語の事実の有無や考察、解釈はひとそれぞれだと思います。正直なところ、筆者も半信半疑です。物語って語り継がれていくうちに、どんどんその形を変えて、原形が見えなくなってきませんか?ノンフィクションかフィクションはさておき、興味深いか、そうではないかで言うと、みなさんはどう思うでしょうか?

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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