好きな人にまた振られた。もういやだ。どうしていつも恋愛が続かないんだ…。もしかして私に原因があるのかな…。どうしたら上手くお付き合いできるんだろう。
このような疑問に答ます。
本記事の内容
- 恋愛が続かない振られる人のタイプ
- 恋愛を長く続ける保有効果のススメ
恋愛が長続きしている人の特徴を参考にして、続かない人のタイプを分析してみました。
Zenon’s Libraryでは、恋愛・ビジネス・人間関係に役立つような心理学を発信しています。
- 保有効果
- 損失回避の効果
- 現状維持の法則
今回の記事では、いくつかある心理学の中から、恋愛をする上で知っておくと便利だと思う3つの情報も紹介します。
それでは、さっそく確認していきましょう。
恋愛が続かない振られる人のタイプ
恋愛が続かない振られる人のタイプは色々とありますが、大きくまとめて以下の3つに別けました。
1.自分からアクションしないタイプ
相手のことを想いすぎて、なかなか自分から相手にアクションを起こせないタイプは恋愛が続かない振られる人の傾向によくあります。
「仕事で忙しいから連絡したらウザいかな」「女性からデートに誘うのは嫌われるかな」
こういった気を遣ってくれるのは嬉しいですが、あまりにもアプローチがないと「自分に興味がないのかな」と彼は勘違いをしてしまうこともあります。
そうなると、彼は恋心が薄れて離れて行ってしまいます。
2.恋愛に依存してしまうタイプ
「仕事よりも、友人よりも恋人が命!」好きな人を四六時中想ってしまう依存タイプは恋愛が続かない振られる人によくみられます。
「彼がいないと生きていけない」という「恋は盲目の状態」になる期間は、誰しもあるでしょう。別にそれが悪いわけではなく、度を超えて彼の女友だちにひどく嫉妬したり、彼を束縛しすぎて自由を奪ってしまうのが良くないのです。
それが「重い」と思われてしまいます。そうなると彼は当然離れていくでしょう。「思いやり」が「重い槍」になると大変です。
3.「好き」を知らない
あなたは本当に彼、彼女を好きですか。相手じゃなくて、自分のことが好きなのではないですか。「好き」を知らないタイプは価値観がズレて、恋愛が続かない傾向にあります。
「自分が傷つくのがイヤだから。嫌われるのがイヤだから。」
そもそも自分が大好きではないですか?
「本当に好き」というのは、「相手を自分より大切に想うこと」で、「恋愛」とは、お互いにはじめてそう想えたときに上手く進むのです。
付き合い始めて直ぐに「突然相手に振られた」というのは、「本当に好き」ではなかったということです。恋愛が続かないのではなく、まだそれすら始まっていなかったのです。
以上のように恋愛は、
- 控えめすぎても、依存しすぎても良くない。
- 傷つくのがイヤで自分の意見を言わないのも、押し通すのも良くない。
恋愛はお互いの価値観や意見をシェアしたり、ケンカして仲直りしたりを繰り返して「本当に好き」になり、長く続いていくのです。
…とは言え、人には心理が働いています。
「おっと、素敵な話で終わるのかと思った!」、話を急にひっくり返してすいません。
正直なところ、長く続かないときはとことん続かないのも「恋愛」です。
それでは恋愛を長く続けるために、いくつかある人の心理の中で、知っておくと便利だと思う情報を以下で紹介していきます。
恋愛を長く続ける保有効果のススメ
恋愛を長く続けるために、心理学の「保有効果」を知っておくことをオススメします。保有効果(Endowment effect)とは、自分の保有するものの価値を高く感じてしまうことで、それを手放したくないと感じる人の心理傾向の1つです。
1970年代初頭に、経済学者のリチャード・H・セイラー(Richard H. Thaler)氏によって提唱されたもので、別名「授かり効果」と言います。
保有効果の実験
被験者を「売り手」と「買い手」の2つのグループに分け、売り手グループに、6ドルで販売されている大学のロゴ入りマグカップを1人1人にプレゼントしました。
売り手グループは保有したマグカップを買い手に「いくらなら売るか」を回答し、一方の買い手グループは「いくらならマグカップを買うか」をそれぞれ回答しました。すると次のような結果となりました。
- マグカップの通常価格:6ドル
- 売り手グループが回答した値段:7.12ドル
- 買い手グループが回答した値段:2.87ドル
マグカップが一度自分のものになっただけで、プレゼントされる前(買い手グループの回答)と比べると、保有したものに感じる価値が2倍以上高くなりました。
保有効果が起きるとき、人の心理は次のような基準で変化します。
- 持っている状態→持っていない状態:手放す苦痛を強く感じる
- 持っていない状態→持っている状態:保有する喜びを感じる
人は新しく保有した喜びより、手放すことに苦痛を大きく感じます。これをプロスペクト理論と呼び、心理学の「損失回避の法則」に類似します。
そうして、人は現状を維持したいという心理傾向が芽生えます。これを現状維持バイアスと呼びます。
《保有効果が起こる理由》
- 損失回避の法則
- 現状維持バイアス
ザっとまとめると以上のような感じです。
恋愛で保有効果を活用して長く続ける方法
恋愛で保有効果を活用するには、恋愛を習慣化すること、思い出を作ること、触れあいを大切にすることが必要です。簡単に言うと次のようなことです。
- 週1回は会う。
- 記念日を大切にする。
- 手をつなぐ。
上記の3つに気をつけることで「保有効果」が引き出されるでしょう。上手くこの効果が働けば、恋愛を長く続けることができるでしょう。
まとめ
恋愛が続かない振られる人のタイプ
- 自分からアクションしない
- 恋愛に依存してしまう
- 「好き」を知らない
アプローチは控えめすぎても、依存しすぎてもよくない、傷つくのがイヤで自分の意見を言わないのも、押し通すのも良くない。お互いの価値観や意見をシェアしたり、ケンカして仲直りしたりを繰り返して「本当に好き」になることが、恋愛を長く続けていく1つの要素。
恋愛を長く続ける保有効果のススメ
恋愛を長く続けるには、人の心理傾向「保有効果」を知っておくと便利で、次のような心理的変化が保有効果のきっかとなる。
- 損失回避の法則…保有した嬉しさよりも、手放す苦痛を強く感じること
- 現状維持バイアス…現状を維持しようとすること
恋愛で保有効果を活用して長く続ける方法
- 週1回は会う。
- 記念日を大切にする。
- 手をつなぐ。
このように、恋愛を習慣化すること、思い出をたくさん作ってシェアすること、触れあいを大切にすることが恋愛を長続きさせる秘訣。
以上でまとめとなります。
少しでも参考になれれば嬉しいです。恋愛に億劫にならず、恋愛に前向きになる気持ちをを応援します!
最後まで時間を割いて読んでくださりありがとうございました。
それでわ!
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