α波(アルファ波)の効果と出し方とは

潜在能力
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α波は脳がリラックス状態のときに出ていると言われています。ストレスを軽減して心の健康を整えるだけでなく、集中力アップの効果も期待されています。

α波は脳波の種類の1つで、ドイツの神経科学者であるハンス・ベルガー氏によって発見されました。

そもそも脳波とは、脳に流れる微弱な電流波形のことで、1秒間あたりの周波数の違いから5種類に分けられています。

α波8~13Hzを指します。α波に触れてリラックスするのではなく、脳がリラックス状態にあるときにα波が出ます。

今回はα波が出ているときの心と体への効果、出し方をご紹介します。

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α波の効果

α波が出てリラックスしている状態の脳には、ベータエンドルフェインという「快楽物質」が分泌されいて、心と体のストレス軽減や手助けに効果があります。α波が引き起こす効果は多数あり、α波はローアルファ波ハイアルファ波の2種類によって効果は分かれています。

ローアルファ波(8~10Hz)のときは、リラックスしている状態です。リラックスして脳にα波が出ると緊張感が和らぎ体液や血流の循環がよくなります。

不眠症、ストレス軽減、うつ病や更年期障害、高血圧、心筋梗塞、肩こりや腰痛などの病気から起こる血液の乱れを整えて免疫力を高めます。α波が増えてローアルファ波(8~10Hz)に近づくと血行が良くなり、疲労回復や安眠、整腸の効果をもたらしてくれます。また、血行促進により細胞が活性化してアンチエイジング効果(老化防止)も得られます。

ハイアルファ波(10~13Hz)が脳に流れているとき、適度に良いリラックス状態と集中状態(ゾーン)の中間地点にいます。

このとき集中力や記憶力、想像力がアップするため高いパフォーマンス発揮の効果がもたらされるのです。そのため、多くのオリンピック選手やプロスポーツマンは独自のルーティンでα波を出し、本番に強い集中力を養っているのです。

また、クラシック音楽を聴くことは脳のリラックス状態を作りα波を出す良い影響と知られていますが、本人がリラックスできればどんな音楽でも良いと言われています。

脳波がα波優位な状態になるとβ-エンドルフィン(快楽物質)が分泌されます。

実はアルファ波の効果の殆どが、この快楽物質のおかげと言われています。そのため、別名「幸せホルモン」「若返りホルモン」と呼ばれるのです。

ベータエンドルフィンは、精神を安定させて気分の高揚・多幸感をもたらし、脳が痛みを感じているときは痛みを和らげる効果があります。効果はモルヒネの約7倍の鎮痛作用があるとされています。

マラソンなどできつい状態が一定時間以上続くと分泌され、次第に快感を覚える「ランナーズ・ハイ」もベータエンドルフィンの効果です。

α波の出し方とは

α波を優位にしてリラックス状態を作ることに代表的なのが音楽を聴くことです。特に自然の音が効果的で、川の流れる音や鳥のさえずり、波の音などには「1/fゆらぎ」という一定の周波数が含まれています。この1/fゆらぎが含まれる自然の音を聴くことは、α波を自然に導く働きがあるので効果的な出し方です。

可能であれば直接自然と触れ合う森林浴や海水浴がいいでしょう。都市部にいてなかなかいける機会がない方や仕事や家事で忙しい人は、適度に温かいお風呂に入浴することがお薦めです。

温かいお湯で血管を広げ、さらに水圧がポンプ代わりとなって血流の流れをよくするため、リラックス状態を作りα波を出しやすくしてくれます。

他には照明を落としてアロマキャンドルの灯りを見たり、アロマの香りを楽しみ心を落ち着かせるのもα波を導き自然な眠気へと持っていくのに効果的です。

α波は睡眠と深く関係があって、「入眠前に周りの音が気になってなかなか眠れないという症状がありますが、これもα波の効果のようです。

私たちにとって眠るということは、「無防備な状態」になること。天敵に襲われないように聴覚が敏感になるのです。周りの音がうるさく感じたら「体がリラックス状態に入ってα波が出ているんだな」と前向きに捉えましょう。

α波を出すのに最も有効なのが「瞑想」です。α波は上記で説明したように睡眠と関係していることもあり、瞑想中は瞼を閉じて深く深呼吸を繰り返すことが大切です。呼吸は深く吸って口からゆっくり息を吐ききることがα波を出す出し方です。

マサチューセッツ大学の研究では、意識していなくても脳のエネルギーを6~8割も無駄に消費しているということが分かっています。これを「脳のアイドリング(DMN)現象」と呼びます。脳のエネルギー消費は脳の疲労とネガティブ思考の原因となります。

「何もしていないのに疲れた」ということが最近ないでしょうか。そういった方のためにも瞑想はお勧めです。

α波は脳が覚醒中にも出ます。三重大学大学院医学系研究科教授の研究によると、昔の忍者は「印」と「呼吸法」を使ってα波を使っていたようです。

実験の結果、「印」を結んだ直後10分間ほどアルファ波が増強し、ストレス耐性が高まったことが解りました。また、「二重呼吸」と呼ばれる忍者の呼吸法は、運動中の持久力向上の効果があり、瞑想のような精神統一の働きがあるのではないかと考えられています。

1日の始まりに有酸素運動を30分程度行うと、その後5時間はα波が脳に出た状態を維持するそうです。やる気がみなぎって集中力が増して、仕事のパフォーマンスを上げてくれます。

職場の人間関係やストレスで脳が疲れた時は、瞼を閉じて数分間ゆっくっりと呼吸を繰り返すとα波が優位になるので試してみてはいかがでしょうか。

実は脳とメンタルは繋がっているんですね。

おわりに

アルファ波を自由自在に扱うことができれば、快適な心と体の健康を手に入れることが出来ます。日常生活にこの脳波を+αしてみてはいかがでしょうか。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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