栃木県にある観光スポットには、怖い都市伝説があります。例えば、周囲25キロメートル、深さ163メールの中禅寺湖に住んでいると言われる「チュッシー」と呼ばれる恐竜。ダイバーや釣り人、魚群探知機の情報によると、チュッシーは体長15メートルの四本足、オオサンショウウオのような外見だそうです。いかにもロマンのある話ですが、チュッシーには、次のような怖い都市伝説があります。
「中禅寺湖にはエサとなる魚が殆どいない。沈んだ人の遺体がなかなか見つからないのは、チュッシーが食べているからだ」
それでは栃木県にある観光スポットの都市伝説を以下にご紹介していきます。
いや、サラっと怖い話するなにゃ。怖いにゃ。
栃木県にある観光スポットの都市伝説
栃木県にある有名な観光スポットには、中禅寺湖や大中寺、徳川家康公のお墓として建てられた日光東照宮などがあります。初めにお話しした中禅寺湖に住む生きた恐竜チュッシーですが、食べていると噂されている遺体は「華厳の滝」と呼ばれる観光客が訪れるところから流れ込んできています。それでは栃木県日光市にある観光スポット「華厳の滝」の都市伝説からご紹介していこうと思います。
続き待ってたにゃあ!。
華厳の滝の怖い都市伝説
落差98メートルの迫力を誇り、観光名所としてだけでなく、身投げの名所としても知られている華厳の滝。ここでは、さまざまな怖い都市伝説があります。「華厳の滝をバックに写真を撮るとたくさんの幽霊の顔が写る」、「滝壺を覗くと吸い込まれそうになる」といういわれがあります。話によると、華厳の滝で身投げをする人は相当数いるらしく、その数は数百体にのぼると言われています。ちなみに、遺体を引き上げるのに数百万もの費用がかかるので何体かまとまってから引き上げるそうです。現在は、身投げの防止対策としてフェンスが作られていますが、それでも後を絶たない曰くのある滝となっています。
華厳の滝
そんな華厳の滝ですが、身投げの名所と呼ばれるようになったのは「ある青年」による次のような都市伝説が関係しています。
明治時代、藤村操という青年がいた。当時、日本でも指折りのエリート高と言われた「第一高等学校哲学科」に通い、将来を期待されていた。1903年5月21日、いつものように自宅をでた彼は、学校へ行かずに上野から電車に乗って日光へと向かう。日光の旅館に宿泊、翌朝、朝食をとって宿を出た。それから細い山道を歩き、着いた先は華厳の滝。藤村は、華厳に身投げした。エリートの身投げは、世の中に大きなショックを与えた。当時、影響を受けた若者は華厳の滝に後追いした。彼の死後、4年間で少なくとも約160人以上が身投げを図った。100年以上経った今でも、身投げ名所となっている。
華厳の滝の都市伝説
華厳の滝には、以下のような都市伝説もあります。
「華厳の滝から流れ込む中禅寺湖のほとりで釣りをする人は魚を持ち帰りたがらない。何故なら、魚の口から人間の髪がにょろりと出てくるから。」
中禅寺湖
釣り好きの人は、お魚を持ち帰らない方がいいでしょう。もしかすると、華厳の滝に呼ばれてしまうかもしれないですから。
興味深い都市伝説でしたね。ネッコさん、どうでしたか?
なんてオチにゃん!もう魚食べれないにゃん!
さて、それでは次に栃木県大平町にある大中寺の都市伝説をご紹介したいと思います。
大中寺にある根なしの藤の都市伝説
1153年、栃木県大平町に大中寺が建てられました。夜になると、馬の亡霊の泣き声がする「馬首の井戸」や拍子木の音が聞こえると必ず寺に異変が起きるとされる「東山の一口拍子木」といった、七不思議の寺として有名な観光スポットです。そして、最もよく知られているのが境内にある「根なしの藤」にまつわる都市伝説です。
江戸時代の小説、上田秋成の「青頭巾」や雨月物語がモデルとなっている話です。次が根なしの藤にまつわる伝説です。
昔、大中寺のお坊さんと共に生活していた少年がいた。お坊さんはその少年をそれはそれはかわいがっていた。ある日、少年は重い病にかかってしまい、そのまま亡くなってしまった。お坊さんはひどく落ち込み、哀しみのあまりその少年の亡骸を食べ尽くした。それからというもの、お坊さんは他人のお墓を掘り起こして食べたり、終いには生きた人間にも手を出して食べようとした。そこへ、「快庵」という旅の僧侶が現れる。快庵は、鬼となったお坊さんを山中の石に座らせ、自分の「青頭巾」を被せた後、説教をした。それから一年後、快庵が大中寺に戻ったところ、山の中で何者かが座禅を組んでいることに気付く。それは昔、青頭巾を被せたお坊さんだった。「喝!」そう叫びながら、快庵はお坊さんの頭を藤の木の杖で打った。すると、たちまち青頭巾を被ったお坊さんの体は朽ち果て、骨と青頭巾だけが残った。その後、お坊さんの魂を手厚く葬った快庵は、打ちすえた藤の木の杖を地面に突き刺して寺の繁栄を祈った。「この藤の木が生い茂るようなら、この寺は必ず栄えるだろう」と、その言葉通り、杖から芽が出てきて大木となった。こうして「根なしの藤」は、今なお境内で綺麗な花を咲かせている。
根なしの藤の都市伝説
怖くて、悲しくも美しい根なしの藤。栃木県を訪れる際は、足を運んでみてはいかがでしょうか。しかし、注意して頂きたい場所が大中寺の中に一つあります。それは「油坂」と呼ばれている石段です。
それでは続いて、油坂にまつわる怖い都市伝説をご紹介します。
大中寺にある油坂の都市伝説
美しい花を咲かせる根なしの藤で有名な大中寺の境内には、絶対に足を踏み入れてはいけない「油坂」と呼ばれる石の階段にまつわる都市伝説があります。
その昔、大中寺は多くの僧が修行しながらさまざまな学問をしていた。修行はとても厳しく、勉強する時間がないほどだった。そこで一人の熱心な僧が、夜な夜な本堂を抜け出して、盗んだ油に灯りをつけ、コッソリ勉強をしていた。ある日、いつものように油を持って本堂に向かおうとした僧だったが、うっかり石段から足を滑らせて亡くなってしまった。
油坂の都市伝説
それ以来、この石段をのぼろうとすると落ちて大ケガをしたり、災いがふりかかるようになったそうです。ちなみに、どうしても油坂をのぼりたい場合、仏様にお祈りをしながら上がると良いと言われています。しかし、絶対に足を踏み入れてはいけない場所となった石段、通称「油坂」は、遊び半分で立ち入らない方が賢明でしょう。
続いて栃木県の中でも特に有名な日光東照宮の都市伝説についてお話しをして終わりたいと思います。
日光東照宮の都市伝説
栃木県日光市にある日光東照宮。徳川家康公のお墓として建てられたもので、「徳川家の埋蔵金が眠っている」という都市伝説があります。その手がかりとなるのが、誰でも一度は耳にしたことがある童謡「かごめかごめ」の歌詞にあると言われています。以下に、歌詞を簡単にご紹介します。
かごめかごめ
かごの中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀がすべった
後ろの正面だあれ?
童謡「かごめかごめ」
栃木県日光市の徳川家と縁のある寺を結ぶと六芒星の形になると言われています。この歌詞の内容を解読していくと、「かごめかごめ」のかごめは、「籠の中」を指し、「六芒星」を意味するそうです。「かごの中の鳥は」と続く歌詞は、「六芒星の中の鳥居」となり、徳川家と縁のある寺を結んだ六芒星の中心「日光東照宮」を意味します。「夜明けの晩に、鶴と亀が滑った」という歌詞は、「朝日に照らされた鶴と亀の銅像が指し示す影」となるそうです。そして、最後の「後ろの正面だあれ?」ですが、「家康公のお墓の裏にある祠」を指します。
日光東照宮
以上が童謡「かごめかごめ」に隠された都市伝説です。勿論、単なるウワサにすぎませんが、あながち馬鹿にできないほど完璧な解読のような気がします。ちなみに、家康公のお墓の裏にある祠には、上部の三角形が欠けた六芒星が描かれています。祠の中には、金銀財宝だけでなく、日本に関する資料も隠されているらしいです。
日光東照宮に訪れる機会があれば、実際にその目で確かめてみてはいかがでしょうか。怖い話や都市伝説が好きな人に話してあげると喜ぶお話しだと思います。
栃木県にある観光スポットの都市伝説まとめ
栃木県にある観光スポットの都市伝説として、中禅寺湖に住むチュッシーや華厳の滝、大中寺の根なしの藤と油坂、そして最後に徳川家康公の財宝が眠ると言われている「日光東照宮」の都市伝説をまとめました。怖いものから、まさに都市伝説みたいな話が盛り沢山でしたね。とても興味深いものばかりでしたが、皆さんは取り上げた都市伝説を本当だと思いますでしょうか。よろしければ是非、ご意見下さいね。
栃木県にまつわる怖い話や都市伝説があれば更新していく予定です。お見逃しなく!
それでは最後までご覧くださりありがとうございました。
またにゃ~!
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